相続登記にかかる費用

2024年から相続登記の義務化が施行され、これまでのように放置しておくことが違法になりました。この相続登記にかかる費用は、概算でおよそ10万円前後です。しかし信頼できる司法書士事務所に依頼することで、7万円前後まで節約することができます。相続登記をそのままにしておくと困るのが、様々なリスクです。

年が経つにつれて相続人が増えたり、別の相続人が認知症を患ってしまったりというケースが出てきます。さらに問題になるのは、他の相続人の気持ちが変化して遺産放棄をするような場合です。万が一相続人に借金があった場合は、不動産の差し押さえという事態も発生します。そのようにならないためにも、多少の費用は我慢して早めに名義変更をすべきです。

細かく分けると、まず登録免許税として固定資産税評価額に0.4%を乗じた費用がかかります。そして人によりますが、司法書士手数料が6万円からおよそ7万円前後です。遺産分割協議書は、遺産総額の0.3%ないし1%は必要となります。ただし相続登記を司法書士に依頼する場合には、相続人同士でトラブルになっていないことが条件です。

個人紛争は、厳密には司法書士ではなく弁護士の領分になります。戸籍や住民票等の取得費用は、個人で申請しても司法書士を通しても同じ金額です。それなら書類作成も含めて司法書士事務所に頼んだ方が、ストレスもなく安心できます。プロの専門家並みに法律に詳しい人以外は、司法書士に依頼するのがベストです。

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